歯周病は現代病とも言える程、増加傾向にあります。歯周病とは、歯を支える組織の歯肉(歯茎)が、プラーク(歯垢)・歯石による細菌で感染を起こし、炎症する症状のことを指します。
初期段階として、歯肉が赤み・出血・腫れなどの症状があげられます。この症状を歯肉炎と言います。その後、歯肉と歯の間に溝が広がることで「歯周ポケット」が形成されていきます。それを歯周炎と言います。現在、歯周病は日本人が歯を失う一番の多い原因とされているため、早期発見と対応が重要になってきます。
歯周病は年齢に伴って進行するため、痛み・自覚症状がない場合が多いです。5mm以上を超えると元に戻る可能性が低くなり、抜歯しなければいけないリスクもあります。
歯肉が炎症を起こした状態です。
歯肉が離れ、歯周ポケットが形成されています。歯根膜や歯槽骨の破壊が見られます。
歯肉からの出血や口臭など不快感があります。歯槽骨の破壊が進み歯のグラつきも見られます。
歯骨が化膿して赤く腫れ、歯根膜や歯槽骨の破壊も大きく、歯もグラグラしています。