静間歯科医院のスタッフは患者さまの気持ちに寄り添った診療ができるよう、日々精進しております。
ここでは、患者さまの安心・安全な診療のために日々治療に従事するスタッフをご紹介させていただきます。
また、より多くの患者さまに静間歯科医院のことを理解していただくために、ブログも開設しております。
是非、一度ご覧下さい。
ここ半田市にある静間歯科医院(歯医者)の最大の特徴は、通院されている患者様のほぼ半数の方が19歳未満であることです。その理由は、歯並びの矯正をされているお子様が特に多いことがあげられます。
一般歯科(歯医者)でありながら4人に1人の方が歯列矯正の患者様です。ありがたいことに、多くの患者様に来院していただいているので、歯列矯正の症例数もかなり多く、ほとんどのケースに対応できるように準備しております。
インプラント、審美に関しても豊富な経験と実績をもとに、日進月歩の歯科(歯医者)医療に常に遅れをとらぬよう技術の研鑽を積んでいます。知識、技術、そして何と言っても熱いハートをもって、全力でサポートしていきます。
平成7年 | 東京歯科大学卒業 |
---|---|
平成7年 | 矯正専門医の元で修業 |
平成10年 | 東京銀座の開業医に勤務 |
平成12年 | 父(孝三郎)の後を継いで半田市にて開業 地域の皆様に頼られる歯医者さんをめざし、日々診療にあたっている |
所属 | ・ 包括歯科医療研究会会員
・ 日本一般臨床医矯正研究会 ・ 日本口腔インプラント学会 ・ 日本口腔インプラント臨床研究会 ・ 日本歯科医師会 学術委員 ・ 愛知県歯科医師会学術部 次長 |
「子供の歯並びを治したいんだけど、見た目はひどいし、痛いっていうでしょ。」
「最近、子供の歯並びが気になるんだけど、歯列矯正って時間とお金がかかるでしょ?」
「歯医者で検診にいくたびに『様子をみましょう』と言われるけど、本当に今なにもしなくていいのかしら……」
「矯正専門の先生じゃないと矯正ってやっていないのかな?」
「もう成人になってからでは矯正って遅いのかな?」
などなど矯正治療に関してわからないことが多いのが現状です。
私は平成12年に、亡き父親のあとを継ぐ形でこの地に開業いたしました。大学を卒業後、東京の矯正専門医の先生のところに勤務しました。大学で矯正科に残る道もあったのですが、学位をとることが目的ではなく、地域の方々に歯科治療を提供することが重要だと考え、知多半田へ戻ることを決意しました。
自分が歯科医師になって間もない頃、中学校の歯科検診があるということで当時の院長を派遣することになりました。その当時から子どもの虫歯は昔と比べて本当に少なくなっていました。これは、歯科医院の立ち位置が「虫歯を治す場所」から「虫歯にならないように定期的に通うところ」へ変わってきたことも影響していると思います。
ところが、「噛みあわせ」となると全く反対の現象が起きていたのです。
検診後、統計を取った結果わかったことは、「全生徒の中で少しでも矯正が必要と診断された割合が24%。その生徒の中で実際に矯正をしている生徒はなんとわずか7%」だったのです。
みなさん、この数字を見てどのように思われるでしょうか。
私はこのとき、どのしてこのようなことになっているのかと驚き、また矯正を自分の研究テーマとしていこともあり、矯正に力を入れることを決意しました。
ではなぜこのような矯正をしている子供さんが少ないのでしょうか。学校に頼んだアンケート結果を見てみましょう。
などいろいろありました。
私が考えるに、見た目や痛みに関しては、最近の方法は見違えるほど改善されています。それが、我々歯科医師の説明不足のため、情報が行き渡っていないのかもしれません。期間に関しても当然すぐに終わるものではないですが、これも昔に比べてかなり短縮させております。
しかし、最もアンケート結果で多かったのは、
「価格が高すぎるから」という結果だったのです。
価格については、場所によっては差がありますが、名古屋市内で平均で100~120万円、郊外で80万円ぐらいでしょうか。半田市に限定すれば70万円ぐらいでしょうか。ちなみに東京の都心部では250万円というところもあります。これは技術に対する対価ですので、いくらにでも設定することが出来ます。法律に触れているわけではありません。
あの歯科先進国と言われるアメリカでも平均70万円ぐらいと言われています。ではなぜここまで日本の矯正治療が高いのかというと、昔の名残が色濃く残っているためです。
今から何十年も前に矯正が主にアメリカから本格的に入ってきたときまで日本は固定相場でした。そうです、1ドル360円の時代です。アメリカではこの時矯正の費用が約3000ドルと言われていました。この金額をもとに考えると
3000 × 360 = 108万円
つまりその当時で約100万円かかったということです。その名残があり、今でもこのぐらいの費用設定が多いのだと言われています。昔のお金の価値と今のお金の価値との違いは一概には言えませんが、昔は本当に特別な治療とされていたので、今の100万円どころの価値ではなかったかもしれません。でも高いと思うのは私だけでしょうか。
この費用の高さが矯正治療が日本でなかなか普及しない理由になっているのであれば、少しでも安くして普及させていく努力をすべきではないかと思うのです。
そこで私は開業時に費用をいくらにしようか考えた結果、平均よりも安く、そして患者様が治療したくなるような金額設定にしようと考えました。
まず、材料はアメリカから代行輸入することで、いいものを安く手に入ることができるようになりました。また当院では東京の日本矯正専門のラボであるアソーインターナショナルと提携することができました、この結果、良いものを安く提供できるようになり、成人で66万円、小児で54万円という金額設定が実現しました。もっともアソーインターナショナルの技工代は良いものだけに、本当は高いのですが……(泣)
矯正治療の普及に関しては、費用だけが問題になっているのではありませんが、自分に何ができるかを考えたとき、まず解決するべき問題であったように思います。
開業して15年になりますが、今当院では全患者様のうち30%が矯正の患者様です。その中でも小児の割合が70%を超えています。さながら小児専門の歯医者のようです。自分自身、お子さんの治療が好きだったこともあり、願ったりかなったりなのですが。
そしてこのように一般開業医にしては珍しいほどの矯正患者さんの多さなのですが、専門医にはならない理由があります。
ひとつは専門家をすることのメリットはいろいろありますが、患者さんにとってみては面倒くさいというデメリットがあります。これは歯を抜いたり、虫歯を治したりするたびに一般歯科に行かなくてはなりません。これは想像以上に大変です。
また、2つめの理由は、総合的な視野から噛みあわせを診なければ、本当のものは見えないということです。こんなことを書いてしまうと専門医の先生に怒られてしまうかもしれませんが、私はそのように思います。
例えば、総入れ歯を作るとき、実は矯正の知識がかなり役に立ちます。逆に矯正治療のときに入れ歯の知識がポイントになることもあります。最近では、成人矯正ではマイクロインプラントといった特殊技術を使って治すこともあります。これによって格段に治療期間を短縮することが可能となりました。挙げ続けるときりがありませんが、総合的な歯科の知識と技術が必要となります。
そのため、私は矯正専門ではなく、
一般の開業医として矯正治療に重きを置いたスタイルなのです。