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虫歯治療Q&A

フッ素を歯に塗ると虫歯になりにくいですか?

元素としてのフッ素そのものは人体に有毒で危険な物質で、歯医者で虫歯予防に使われるのは安全な化合物(フッ化物)ですが、ここではフッ化物も総称して「フッ素」と呼びます。

 フッ素が虫歯の予防に効果的だと言われているのは、以下のような根拠によります。第一に、虫歯は歯垢(プラーク)の中で繁殖した虫歯菌が分泌する酸で歯が溶かされることで起こるのですが、フッ素はこの作用を阻害する性質があります。第二に、酸によって歯の表面のエナメル質からミネラル分が奪われ、結果的に穴が開いてしまうことを「脱灰」、逆に、唾液に含まれるミネラルがエナメル質に戻されて穴を塞ぐ仕組みのことを「再石灰化」と呼びますが、フッ素には再石灰化を助ける作用があります。第三に、フッ素には歯質を強化する、つまり虫歯に対して頑丈な性質にする作用があります。

 以上のような理由から、歯医者さんで歯にフッ素を塗布したり、フッ素成分が配合された歯磨き粉を使ったりすることが行われているのです。国によってはフッ素の活用に非常に熱心で、アメリカやアイルランド、オーストラリア等では水道水にフッ素が添加されているほどです。WHO(国際保健機構)も、フッ素を推進する立場です。

 ところが近年になって、フッ素は虫歯の有効な予防にはならない、それどころかむしろ人体に害があるという学説が次々に出されて、世界的な議論となっています。確かに、フッ化物であっても過剰な摂取は間違いなく人体に毒で、1992年にはアメリカで上水道の故障から大量のフッ素が水道水に混入し、300人近い中毒者と1人の死者を出す事件が起こっています。先鋭的な反対説は、フッ素はアルツハイマー症や遺伝子の損傷を生じさせると主張しています。これらのことからユニセフ(国際緊急児童基金)はフッ素の添加に反対し、カナダやドイツ、フィンランド等では水道水でのフッ素の添加を停止しました。

 現在、フッ素賛成派と反対派とはまったく相容れない情況であり、日本でも、賛成する歯医者さんと反対する歯医者さんは真っ二つに分かれています。専門家でない者にはしかと判断できかねますが、賛成派でさえフッ素の過剰な摂取は有害であることに同意していることは知っておくべきでしょう。フッ素は虫歯の予防にとても有効な、きわめて安上がりな手段である可能性は大いにありますが、その一方で、完全にノーリスクというわけにはゆかないということです。


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