こどもの矯正・顎の発育を促す矯正（ビムラー矯正・バイオネーター）

お子さんの歯並びを気にされる親御さんは多いと思います。歯並びの悪さは見た目だけの問題ではなく、さまざまな問題を引き起こします。例えば、歯磨きがしにくく虫歯や歯周病になりやすくなったり、噛み合わせが悪く食事の摂取に影響が出たり、身体のバランスが崩れて頭痛、腰痛、肩こりなどが出たりします。

では歯並びが悪くなる原因は何でしょうか。一つには顎のスペース不足です。柔らかい物ばかりを食べていると、顎が成長せず小さくなります。そのためきれいに歯が並ぶスペースが確保できずに歯が重なって生え、それが歯並びの悪さにつながります。

しかし、お子さんの矯正治療の場合、成長途中のため顎の骨が柔らかく、顎のスペースを広げたり、正しい位置への歯の移動がしやすいといった利点があります。そして歯の矯正により「正しく歯磨きができて虫歯や歯周病の予防になる」「フェイスラインが整い見た目のコンプレックスが解消する」「正しい発音になる」「しっかり食べ物が噛めるようになり身体のバランスが整う」などのメリットが出てきます。当院ではお子さんの身体の成長を利用して矯正治療を行っています。

床矯正は入れ歯のように取り外しができる装置を口内に装着して顎の骨を少しづつ広げる矯正法です。6歳〜11歳のお子さんを対象にしています。

お子さんの場合、生えてくる永久歯を整えるには、歯を適正な位置に移動させる必要があります。しかし歯の大きさに対して顎が小さい場合は、きれいに並べるためのスペースが足りなくなります。

そのスペースを確保する治療の一つが抜歯になりますが、床矯正は抜歯を回避して歯を並べるスペースの確保が可能になります。

プレオルソは、3歳～10歳のお子さんを対象に行われる矯正治療です。上下一体型のマウスピースを装着して歯の全体をカバーし、成長に合わせて顎の骨を広げて永久歯がきれいに揃うスペースを作ります。

自分で取り外すことができ、固定式の装置と比べて痛みや違和感が少ないため、治療中のお子さんの負担を軽減できます。また、装着時間が就寝時と日中の1時間のみですので、学校生活等への影響もほとんどありません。

 

T4Kは、5歳～9歳を対象とする矯正装置です。頬や下唇などの口周辺の筋肉を鍛えて上下の顎の発達を促し、永久歯を正しい位置に移動させます。歯並びを改善していく装置ですが、歯並びを悪くする原因としてあげられる口呼吸の改善も期待できます。

口周辺の癖も歯並びに悪い影響を与えます。指しゃぶりは前歯の噛み合わせが悪くなる開咬や出っ歯の原因になり、口呼吸で口が開いていると、口周辺の筋肉が弱くなり歯並びや舌が適切な位置でなくなったりします。

口腔筋機能療法はこのような癖から起こる不調和を頬、唇などの口周辺の筋肉を鍛えることで正常に戻していく治療です。筋肉を鍛えるトレーニングは癖の状態によって異なりますが、矯正治療と並行して行うと治療効果が上がり、治療後も後戻りの予防になります。

セファロとは首から上の骨格を調べる矯正治療専門のレントゲンです。頭の正面と側面を撮影して歯を支えている顎の骨の大きさや位置、歯の角度や口元と顔とのバランスなどを分析します。

この撮影により、矯正治療で歯をどれくらい移動させるのかを数値的に判断することができ、矯正治療の難易度の把握や治療の精度を高めるのにも役立ちます。

病院内にはキッズルームを設置して、お子さんに寛いでいただける空間作りをしています。スタッフが色々なアイデアを出し合って、お子さんが楽しめるようなおもちゃや絵本などをたくさんご用意しています。ご家族の方もご利用いただけますので、ぜひお立ち寄りください！

治療を頑張ったお子さんには、ご褒美のガチャガチャがあります。これが楽しみで通院してくれるお子さんもいらっしゃいます。