歯は問題が起こる前に「予防する時代」へ
- 生涯自分の歯を使うための定期的な歯医者でのメンテナンス
- 予防プランで虫歯や歯周病のリスクも軽減
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0569-21-0066「歯はとても大切」とはよく聞く言葉ですが、それを実感している方は少ないのではないでしょうか。歯についてこのように考えている方は要注意です。
「虫歯や歯周病は誰でもなる病気だから仕方がない」
「病気になったときに治療をすれば大丈夫」
「高齢者になったら、歯がなくなってしまうのは自然なこと」
実はこれらは間違った認識です。少し以前のものになりますがそのことがわかるデータがこちらです。
このデータからは
☑欧米では定期的に歯のメンナンスを受ける人が多く、80歳になっても歯が多く残っている
☑日本では定期的に歯のメンテンナンスに通う人が少数で、80歳になると残っている歯も少なくなる
ということがわかってきます。
この違いは歯科医院で専門的なメンテナンスを行っているかどうかの違いです。つまり自宅などのセルフケアでは歯の健康を保つには不十分であることを示しているのです。
それは歯間や歯茎の間など、歯ブラシでは届かない場所も多いこともあげられます。歯ブラシが届かないと磨き残しになり、そのまま放置しておくと歯石に変化します。
歯石になると細菌が集まりやすくなるので、虫歯になる可能性が高いのです。このような問題も歯科での定期的なメンテナンスを行うことで、事前に防ぐことができます。
日本では現在、歯科での定期的なメンテナンスが通例になっていませんが、この考え方が変わってくればデータに変化があるはずです。みなさんには予防歯科の大切さをわかっていただくため、これから当院で行っている取り組みについて説明します。
患者さんの口の状態は一人ひとり異なるため、精密検査を行って診断をしていきます。検査結果を基に、患者さんに最適な予防プランを組んでいきます。
歯周ポケットの深さをはかり、歯周病の進行度を確認します。
口腔内の歯列や歯肉の写真を撮影して、磨き残しや噛み合わせ、歯並びについて確認します。
アークレイは患者さんの唾液から口の健康状態を精密に分析する検査機器です。検査時間はわずか5分で、虫歯や歯周病のリスクなども特定できます。
検査結果を基にして予防治療のプランを作成し実施していきます。
PMTCは歯科衛生士によるクリーニングのことです。専門器具を使用して、日常の歯磨きでは取り除けない歯垢、歯石、バイオフィルムなどを除去します。クリーニングには次の専門器具を使用します。
歯石を除去する器具です。超音波スケーラーは、超音波の振動で歯石を取り除きます。ハンドスケーラーよりも早く歯石を除去できますが、完全に取り除けない場合もあるので、その時はハンドスケーラーを併用します。
エアフローはジェット水流と微粒子パウダーを歯に吹き付けて汚れを落とす方法です。特にコーヒーや紅茶、タバコによる歯の変色を除去するのに有効です。水流とパウダーを使用するので、歯や歯茎へのダメージが少ないのも特徴です。
市販の歯磨き粉にもフッ素は含まれていますが、歯科医院にあるのは高濃度のフッ素です。これは歯科医にしか扱うことができません。歯は酸によりエナメル質が溶けることで虫歯になります。フッ素はそれを修復する再石灰を促す性質があり、虫歯の予防に効果があります。
当院では歯科衛生士担当制を導入しています。同じ歯科衛生士が継続的に患者さんを担当することで、一貫した口腔ケアが提供できるため、患者さんの健康状態を詳細に把握できます。そのため、お一人おひとりに最適なプランを立てることが可能です。
また、患者と歯科衛生士の間に信頼関係が築かれやすくなりますので、患者さんも安心して治療を受けられます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。